
被写体の人: いなろく → https://twitter.com/InaroQ
画像は → https://twitter.com/204504bySE/status/808257908366417920
┌(┌ ^o^)┐きゃー
…
┌(┌ ・o・)┐なんか肌色くすんでない???
Twitterのコスプレ勢には割とよくあることのような気がする。
最初からこういう画像だと思えばそんな気もしてくるが、実はそうじゃないことが多い。
特に、特定のカメラマンから受け取った画像が全部こんな感じの場合は要注意。
カメラマンから受け取った画像を「Windows フォト ビューア」で開いてみよう。
Windows10の「フォト」アプリではない
なお、Windows10で「Windows フォト ビューア」を使うには少々手間がいる。
↓を参照。
http://ascii.jp/elem/000/001/078/1078506/
こんな風に、色鮮やかに表示されたら、この記事の趣旨通りの事故が起きている証拠だ。
また、大丈夫だった場合も、手元の画像とTwitterに上げた画像で色味が違う場合は事故が起きているのでこの記事の対象だ。
…ちなみに、先の2枚の画像が同じに見える場合は逆におかしいので、PCの設定の確認が必要だ。
何が起きているのか
カメラマンから受け取った画像を手元で見るときに色が化ける
- 画像のカラープロファイルがsRGBじゃない
- 「Windows フォト ビューア」以外のいろいろなアプリがカラープロファイルを無視する
- 無理矢理sRGBとして表示する
→色が化ける
Twitterにうpると色が化ける
- やっぱり画像のカラープロファイルがsRGBじゃない
- アプリによってはTwitterにうpる時にカラープロファイルが消されてしまう
- 無理矢理sRGBとして表示される
→やっぱり色が化ける
あと、古いブラウザやスマートフォン用ブラウザの多くは画像のカラープロファイルを無視するので
↑とは無関係に色が化ける
┌(┌ ・o・)┐カラープロファイルってなんだよ
詳しくはググって、といえばそれまでである…
一般的な画像ファイルに限って雑に説明すると
画像の各ドットの色は赤,緑,青の各色の光を足すことで表現するが
この赤,緑,青の各色が「厳密には」どういう色かを示すのがカラープロファイルである。
先ほどから出ている"sRGB"は、世界で最も普及しているカラープロファイルであり
暗黙のうちにこれを想定しているアプリ等があまりにも多い。
先の画像は、1枚目はAdobe RGBで保存した画像からカラープロファイルを抜いたもの
2枚目はsRGBで保存した画像である。
対策
カメラマンから受け取った画像を手元で見る場合
- カラープロファイルを正しく認識する画像ビューアを使用する
- 「Windows フォト ビューア」はWindowsに最初から入っており、確実に使えるビューアのひとつ
Twitterにうpる場合
- sRGBに変換する
- 現状では最も確実な方法
- Photoshop等が必要
- gimpなら無料でできる
- カラープロファイルを消さないようにする
- 受け取った画像を手元で加工しない
- カラープロファイルを消さないアプリならセーフ(Photoshopなど)
- うpするときもカラープロファイルを消されないようにする
- 画像サイズを変更するクライアントは使わない
- Webブラウザ版のTwitterもでかい画像はNG
- Twitter for Windows(WindowsストアのTwitterアプリ)はどんな画像でも大丈夫っぽいのでおすすめ
- スマートフォンで色が化けるのは諦める
- 受け取った画像を手元で加工しない