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NSF実機演奏

最終更新時間:2010年04月19日 12時36分28秒
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[Chiptune,電子工作]

PowerPakが某オバマランドから空輸されてきた。
というわけで早速動かしてみよう。
(PowerPakはNES(海外ファミコン)用のマジコン。NSFの再生もできる、と。)

PowerPakをNES→FC変換アダプターを介してニューファミコンに接続。
アダプターはこの辺を見て修正、改造してある。
適当にNSFをPowerPakに入れて
ニューファミコンの音声出力を確認。

高音が異常にきつい。
ローパスフィルターが全然入っていないようだ。

というわけで、ローパスフィルターを作成。
時定数75μsのRCローパスフィルターだ。
これによって、普通のファミコンと同等の音質を得られる。
めんどくさいね。

テレビ(地上波アナログ放送)の音声は、ノイズ対策のために

高周波を持ち上げる(プリエンファシス)→放送局から送信
→テレビで受信→高周波を削る(ディエンファシス)

という流れをとっている。
普通のファミコンはこれを逆手にとって
高周波をいじらず送信→テレビで受信→高周波を削る
とすることで、高音域のバランスを調節している。

ニューファミコンの場合は、ファミコン、テレビのどちらも高周波を削ってくれないので
自分でローパスフィルターを用意する必要があるというわけだ。
「時定数75μsのRCローパスフィルター」は「高周波を削る(ディエンファシス)」に相当している。

ファミコンの画面は、MTU2400Fを介してPCで確認する。

そして録音。

(・∀・)イイ!!

これでエミュのいい加減な音と戦う必要はなくなった。
あとは…曲を作れ。以上。